2025年春ドラマとしてスタートした『波うららかに、めおと日和』は、昭和初期を舞台にした新婚夫婦のピュアでじれったい日常を描いたラブコメディです。
本作の魅力は物語だけでなく、映像美に表れる「昭和の空気感」。その時代をリアルに再現するために選ばれたロケ地にも、多くの視聴者が注目しています。
この記事では、『波うららかに、めおと日和』のロケ地や撮影地の特徴、アクセス情報などをわかりやすく紹介します。
この記事を読むとわかること
- ドラマの主なロケ地とその特徴
- 房総のむらや箱根温泉の撮影裏話
- 視聴者が訪れたい実際のロケ地情報
『波うららかに、めおと日和』の世界観と舞台背景
昭和初期の日本を舞台に描かれる『波うららかに、めおと日和』は、
帝国海軍の中尉・江端瀧昌と、新婚の妻・なつ美のピュアで初々しい夫婦生活を中心に展開されるラブコメディです。
古き良き日本の文化や価値観が繊細に再現されており、作品全体に流れる穏やかでどこか懐かしい空気感が、多くの視聴者の心を掴んでいます。
このドラマの大きな魅力は、昭和11年という時代背景を丁寧に表現している点にあります。
町並みや衣装、家具、言葉遣いまで、当時の生活様式が忠実に再現されており、視聴者はまるでその時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。
また、登場人物たちの所作や人間関係にも、当時の価値観や家族観が反映されており、ドラマに深みを与えています。
特に印象的なのは、主人公・なつ美の実家である「関谷家」の描写です。
関谷家は、昭和の中流家庭を代表するような佇まいで、畳敷きの部屋やふすま、ちゃぶ台など、細部までリアルに作り込まれています。
視聴者はその空間を通じて、当時の暮らしぶりや家族の温もりを肌で感じることができるのです。
主なロケ地①：千葉県香取市・房総のむら
なつ美と瀧昌の新婚生活が描かれる場所
『波うららかに、めおと日和』でメインのロケ地として使われているのが、千葉県香取市にある「房総のむら」です。
ここは、江戸から昭和初期の町並みを再現した体験型の野外博物館で、映画やドラマの撮影地としても知られています。
ドラマ内では、主人公夫婦が暮らす関谷家や近隣の商店街の風景がこの地で撮影され、昭和の新婚生活の雰囲気をリアルに伝えています。
房総のむらの歴史的建造物が再現する昭和の空気
房総のむらには、武家屋敷や商家、農家などが立ち並び、当時の暮らしを肌で感じることができます。
これらの建物が、ドラマの舞台としてぴったりの空間を提供しており、撮影用にわざわざセットを組む必要がないほどの完成度です。
演出チームも「ロケ地に助けられた」と語るほど、撮影現場として理想的な環境で、視聴者からも「建物が美しい」「風景がリアル」と高評価を受けています。
主なロケ地②：箱根温泉と旅館シーン
第2話で描かれた新婚旅行の舞台
第2話で放送されたなつ美と瀧昌の新婚旅行の舞台となったのが「箱根温泉」です。
実際に使用されたのは、箱根・強羅にある老舗旅館で、木造建築と風情ある庭園が特徴の施設です。
このシーンでは、ふたりが徐々に心を通わせていく様子が丁寧に描かれており、多くの視聴者から「癒やされた」「ほっこりした」といった声が上がりました。
旅館の女将が語るエピソードの裏話
ロケ地となった旅館の女将によると、撮影は早朝から深夜まで行われ、芳根京子さんや小関裕太さんも礼儀正しく、とても好印象だったとのことです。
また、当初は館内の一部だけを使用する予定だったものの、美術チームの判断で露天風呂や中庭も撮影に使用され、より臨場感のある映像に仕上がりました。
この旅館は、撮影後にファンからの宿泊予約が殺到したといい、ドラマの人気と影響力の大きさがうかがえます。
撮影の裏側と制作チームのこだわり
美術監修と衣装の徹底した時代考証
『波うららかに、めおと日和』では、昭和11年という時代背景を忠実に再現するために、美術と衣装に徹底した時代考証が施されています。
美術セットは、戦前の家屋や道具を実際にリサーチした上で制作されており、障子や畳、ちゃぶ台、和箪笥などがリアルに配置されています。
また、衣装にも一切の妥協がなく、和装に使われる帯や髪型、足袋の種類まで、当時の文化に基づいて細かく設定されています。
キャスト陣が語るロケ地でのエピソード
主演の芳根京子さんは、「ロケ地に入った瞬間に“なつ美”になれた」と語るほど、空間の力を感じたとインタビューで話しています。
また、小関裕太さんも「衣装とロケ地が自然と自分の感情を動かしてくれた」と振り返っており、セットの力が演技に与える影響の大きさを実感していたようです。
撮影中には、地元の住民が協力してくれたことも多く、温かい雰囲気のなかで収録が進められたというエピソードも。
視聴者が訪れたい！『めおと日和』ロケ地巡り
実際に訪問できるスポットまとめ
ドラマに登場したロケ地の多くは、一般公開されており、観光としても訪問が可能です。
とくに「房総のむら」はアクセスしやすく、昭和だけでなく江戸から明治までの建築が集まり、散策や体験学習も楽しめる施設です。
他にも、香取市内の古民家カフェや街並みが、ドラマの背景として使われており、ドラマの余韻を感じながらの観光が人気を集めています。
SNSで話題の“ロケ地写真”投稿スポット
InstagramやX（旧Twitter）では、「#めおと日和ロケ地」などのハッシュタグでロケ地巡りの写真投稿が話題となっています。
特に人気なのは、瀧昌となつ美が歩いた通りや、川辺のシーンが撮影された場所で、多くのファンが「聖地巡礼」として足を運んでいます。
ドラマの感動をもう一度味わいたい方は、実際にロケ地を訪れて、その風景や空気を五感で感じてみるのがおすすめです。
この記事のまとめ
- 昭和11年を舞台にした丁寧な時代考証
- メインロケ地は千葉県「房総のむら」
- 第2話は箱根温泉での新婚旅行シーンを撮影
- 美術・衣装のこだわりが映像の質を高める
- キャストもロケ地での体験を高評価
- 香取市や箱根など実際に訪問できる場所が多数
- SNSでもロケ地巡りがファンの間で話題
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